平らではない曲面である鏡板に円状の穴を開けることは、大変な作業で手間ばかりかかり開いた穴も正確ではありませんでした。そこで、最大径3mの鏡板を乗せることのできる回転テーブルにプラズマ溶断ロボットを組み合わせた鏡板自動穴開け装置を自社開発し導入しました。鏡板に穴を開ける作業を効率化し、ノズル取り付け位置も正確になり、溶接ひずみも減らすことができます。特に反応缶のようなノズルの多い容器には威力を発揮します。
管板穴あけ専業機・トルク制御付き拡管装置・管端シール自動溶接機を導入、管板穴あけ専業機は特別仕様のドリルによる自動穴開け装置です。穴位置のけがきが必要なく、そして自動でキリコを排出しながら厚さ100mmまで穴開けが可能です。熱交換器で一番費用がかかる管板部分を自社で正確に早く製作できることは当社の強みです。
機械制御で管板に正確な穴あけを行います。
管板NC加工機であけた穴を、トルク制御拡管装置にて拡管します。
拡管した穴の周囲に管の端となる部分の溶接を行います。
溶接によって組み立てられた製品は溶接の入熱により部分的にひずみが生じ応力が残ります。この応力が原因で圧力容器、ボイラーに事故が起きたりすることがあります。この応力を取り除くために製品全体を加熱しゆっくり冷却する作業があり、それを「焼鈍(しょうどん)」と言います。私たちのもつ設備の中でひときわ異彩を放つ「焼鈍炉」。改良を続けながら50年以上にわたり現在も使い続けています。今日ではあまり見られなくなったこの「焼鈍炉」には創業の精神が受け継がれており、ものづくりにこだわることの大切さを今も私たちに教えてくれます。
切削盤
3台1台
15tクレーン2基で最大吊り上げ重量は30tまで可能です。また、天井高さは14mの組立空間があり、超大型タンクの製造も可能です。
天井高さ 14m最大吊り上げ重量 30t